お寺葬のT-sousai
お寺で葬儀を行うお寺葬の企画、導入、施行から、都内最安値を目指した葬儀、お一人からのお葬式を全て自社で施行致します。24時間365日対応です。見送るのに必要なのは想いです。その想いを実現できる、安心で、安全で、安寧を祈る葬儀のプロがお手伝い致します。
証跡があるわけではないのですが、
「葬儀」と「葬式」は違うように思っています。
どちらも人を弔う式典を指しますが、
祖先の方々はどうも別々に考えていたように感じます。
「仏式葬儀」とはいっても「仏式葬式」とは言わない。
「葬儀・告別式」とは言っても「葬式・告別式」とは言わない。
「葬儀式の略が葬儀だ」とも言われますが、
葬儀と葬式という2つの言葉がある以上、その違いは何かを考えます。
個人的にこのように考えています。
「葬儀は儀式、葬式は式典」。
つまり、葬儀は主に宗教的な分野を指し、
葬式は主に時間や場所や金額や料理、人数など式典的な分野をさすことではないかと。
これは当然仮説ですが、
そのように考えると理解が進みます。
現代の我が国では「葬儀・葬式」と言えば
やれ戒名の金額、やれ祭壇の費用、やれこんなサービスがあった、など、専ら葬式のことばかり。
こんな儀式があった、こんなものを棺に入れた、こんな風に分かりやすく儀式を説明してくれた、など
ほとんど聞こえてきません。
つまり、いま我が国の人々は「葬式」は知っていても「葬儀」を知らない。
葬儀が分からないのが現状ではないかと思うのです。
真言宗の葬儀はいまのままでよいのか。
読経はなぜ理趣経なのか。
曳布曼荼羅は棺に入れなくてもいいのか、など
色々と考える昨今です。
ちなみに「葬式社」とは言わず「葬儀社」と言うことを思えば、
本来どちら軸足を置かなければならないかは、自然と分かりそうな気が致します。