お寺葬のT-sousai
お寺で葬儀を行うお寺葬の企画、導入、施行から、都内最安値を目指した葬儀、お一人からのお葬式を全て自社で施行致します。24時間365日対応です。見送るのに必要なのは想いです。その想いを実現できる、安心で、安全で、安寧を祈る葬儀のプロがお手伝い致します。
10年程前に、まだ葬儀社でサラリーマンをしていた時代でしたが、
『葬式は要らない』という本が発売され瞬く間に売れました。
著書は島田裕巳先生で
その後も『0葬(ぜろそう)』など色々とセンセーショナルな本を世に出されました。
『葬式は要らない』はタイトルが先行してしまい、
大切な部分が抜け落ちて喧伝されてしまったので、
非常に残念だと感じたのですが、
島田先生がこの書で特に強調さてたのが、
「葬式そのものがいらない、というものではなく、高い葬式はいらない」というものでした。
諸外国との費用の比較から本書は始まるのですが、
一貫して訴えておられるのは「高い葬式への疑問」です。
個人的にはこの想いに共感しておりますが、
敢えて私なりに付言させていただくなら、
「不当に高い葬式はいらない」ということです。
祭壇が豪華で大勢が集まり亡くなった方を偲ぶ。
それは当然、金額は高くなります。このような葬式はあってしかるべきです。
私が思うのは、「この金額でこの祭壇?」や「この金額でこの対応?」のような
「不当に高い葬式」のことです。
端的に言えば、金額と質が伴わない葬式のこと。金額と質がちぐはぐな葬式のことです。
よりよい葬式をより安価に、と考える私としては、
金額ばかりを追い求め、質的なものを担保しない葬式は、なくなった方がよいと考えます。
担当者が故人や遺族に寄り添い、精一杯心を込めて式を行い、
参列者に対し丁寧に対応し、僧侶が十全に儀式を挙げられる葬式を実現する。
これが大切なのではないでしょうか。
不当で高い葬式はいらない。
少なくとも、私の両親は、私自身が葬儀担当者となって葬儀を挙げてあげたい。
私のできる最低限の親孝行かなと思う、今日このごろです。