弘法大師・空海の経営論、語ります

仏教や宗教は

マネジメントや経営とは異質であると捉えている方が多いのですが、

私自身は全くそうは思いません。

むしろ、真言宗に限らず、

各宗派の御祖師様方は、

苦難や困難に打ち勝ち、

今日まで続く、宗派を創業された、

偉大な経営者であると認識しております。

当然、弘法大師・空海に限らず、

どの宗派にも「中興の祖」と呼ばれる方がおられ、

一旦は沈みかけた船を再度回復させ、

復興させた功績をもたれます。

真言宗であれば、

興教大師・覚鑁が有名ですが、

理源大師・聖宝や、

応永の大成をなした宥快・長覚も

見過ごすことができない方々であると思っております。

実に、宗派と言っても最初からうまくいったのではなく、

順風満帆に継続されてきたのではなく、

その時々に、色々な方が努力と実力によって問題を解決し、

時代を切り拓いてきたから、

今日の私たちが教えに触れることができる。

御祖師様方のお考えや先哲の諸大徳の方々を思うと、

自分の器や能力の小ささに憤りこそすれ、

傲慢になどなれるはずがない。

この度、尊敬する財団法人、

坂本立志財団の坂本憲彦先生から、

「弘法大師の経営論を分かりやすく、

役立つよう話してほしい」と大きなテーマをいただきました。

「私などが畏れ多い」という気持ちは重々あり、

また、色々な方々からの叱責もいただくでしょうが、

この混迷の時代に何か自分にできないかと逡巡し、

この度、セミナーを開催する運びとなりました。

セミナーはもちろんどなたでも参加可能です。

お坊さんじゃないといけない、というものではありませんので(笑)

もしお時間ご都合がつけば下記をご覧いただければと存じます。

※お問い合わせは直接、立志財団様にお願い致します！

・入門セミナー
https://risshi.or.jp/kuukai_n/
・本講座
https://risshi.or.jp/kuukai/

来年、令和5年(2023年)は

お大師様の誕生1250年の大きな節目。

各本山では徐々に活動が活発化されておりますが、

不肖足立信行も、来年に向け、

少しでもお大師様のことを知る人を増やすことに精進する所存です。

お寺葬のT-sousai