葬儀社に向いていない人

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葬儀社に向いていない人

葬儀業界に向いている人はどんな人?


18歳で僧侶を志して25歳から葬儀業界におります。
仏教界や葬儀業界含めいろいろな方とお会いしてきました。
私はそれほど社交的な方ではありませんので、初めて会う人にはいまだに緊張しますし、いまだに慣れないところがあります。
会ってきた中で、面白い方だなと思う人もいれば、もう2度と会いたくないと感じた方もいます。
人の生き方や性格はそれぞれですし、一生涯を付き合うほどの出会いというのは稀なのではないでしょうか。

 

葬儀業界で働きたい、という方にも会うことがあります。
面接や面談ではなく葬儀という仕事や業務に魅力を感じ、そこで働いてみたいという方です。
そこでよく聞かれることがあるのですが、「葬儀業界に向いている人はどんな人ですか」という質問です。
正直、葬儀業界に向いている人というのは結構いると思います。
「人の役立つのが好き」だったり「ありがとうと感謝されるのが好き」など、
一般企業に就職される方のそれとほぼ変わらないのではというのが私の印象です。

 

仕事は当然対価(賃金)をもらうためのものでもありますが、
それだけでは人は「心の充実と充足」を得ることは難しいので、
やはりお客様からの感謝や貢献の実感が必要になってくる。
そうすると、葬儀業界も他の業種もほぼ変わらないのでないかと感じます。
つまり、葬儀業界に向いている人は、実は、ほぼ全員向いているという気がしております。

 

こんな人は葬儀担当者に向いてません


けれども、こういった人は葬儀業界に向いていないと強く感じる人がいます。
向いている人は多いのですが、こういった人は逆にやめておいた方がいいと感じる人です。
それはどういう人かと言えば、

 

「目立ちたい人」
「注目を集めたい人」
「自分が一番と思っている人」

 

こういう人は葬儀業界に向いていないと思います。

 

葬儀というのは基本的には裏方の仕事です。
セレモニーが滞りなく実施されるのがよいのであり、儀式がつつがなく挙行されるのがよいのです。
アクシデントはよくなく、トラブルは未然に防ぐ必要があります。

 

その中で、必要以上に「目立つ人」や「注目を集めたい人」というのは極めて不適切です。
「私がアクシデントを解決しました!!」とか「私がトラブルを解決しました!」と皆の前で言いかねない。
口に出さずともそれとなく匂わせる。

 

葬儀の主役は故人であり、遺族であり、執行者(宗教者)です。
故人のために懸命に儀式を終えることだけを考え、
遺族ため心から寄り添うことを実施し、
執行者のために荘厳や飾りに神経を使う。
これが葬儀担当者のあるべき姿です。

 

それを、殊更、遺族の前に出て「私が担当者です!見てください!!私が式をします!」というのは反感されこそすれ、
好意をもたれることは極めて少ないのではないでしょうか。

 

SNSなどでも見かけますが、
自分を撮影したり、自分を中心に写ったりするのが過度に多かったり、「いいね」を集めるだけの投稿が多いのは葬儀担当者に向かない。
要するに「承認欲求が強い人」は「葬儀担当者に向かない」のです。

 

 

目立たないことが最も重要な仕事


世界はいろいろな仕事であふれています。
目立つ仕事もあれば、誰に見られることもなく社会のインフラとなる職種もあります。
私は、葬儀担当者というのは目立たないことが最も重要だと感じます。
あくまで、故人のため、遺族のため、執行者のため、自らが黒子となって、参列者に応対する。
それが葬儀担当者のあるべき様ではないでしょうか。
当然、葬儀社は様々な仕事がありますので、承認欲求の強い人は、葬儀担当者ではなく、
会社のPRの仕事とか、目立つような業務につけばよいと思います。

 

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